考古学は男だけのロマンじゃない

「過去と現在の終わりなき対話」- かの歴史学者E・H・カー(1892-1982)は自らの著書にて歴史のことをそう形容していました。人類の誕生から現在に至るまでの長い道のりを、遺跡をはじめとするその時々の痕跡から遡り続ける考古学の世界は、まさにそうした対話の場であると言えましょう。
学問一般の例に漏れず、石器時代から近代まで幅広い時代を範疇分野とする考古学はどちらかと言えば「男のロマン」的な面が強い事もあり、女性研究者の数は全体の割合から見れば少数派。しかし最近では歴史趣味の女性、所謂「歴女」の存在が大きくなった影響もあってか、”過去との対話”に興味を持つ女性の方たちも徐々に増えつつあるようです。
女性向けの考古学イベントの開催など、これまでとは異なった展開も見せつつある現在。これまで男の世界だった趣味・学問の場における男女の垣根を取り払う事が出来れば、研究の進展や規模の拡大といったポジティブな可能性にも繋げていけるのではないでしょうか。

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